大人げない大人になれ!

大人げない大人になれ!

大人げない大人になれ!

マイクロソフトの成毛さんの書いた本。就活してるこのタイミングでこの本に出会えたのは幸運としか言いようがない。こんな面白い大人、普通のことは言わないような大人がいて、それでいて本当に大きな成果をだしている。

自己の欲求を殺して、我慢して企業につとめることも1つの美徳だろうし、そういう人間も必要とされてきた。けれどもこれだけ選択の自由が増した現代において自分のやりたいこと、ワクワクすることをやらないのは絶対に勿体ないし、ここで言う「大人げなさ」は絶対に僕もなくしたくない。

ノーベル賞受賞者の2人に1人は可愛い:PCRを思いついたキャリーマリスはサーファー・無類の女好き・自らのマリファナLSDの使用経験を公言したとんでもない人物

・多くの大人は、たとえ興味が引かれる物事を見つけても、自分で言い訳を並べて立てて手をださないものだ。もう少し仕事が落ち着いたら、とか、何かきっかけがあればと考える。しかしいつまで経っても仕事は落ち着くことはないし、そう都合良くきっかけが訪れることもない。

・自らの無知から自然と湧いてくる疑問に従えば、常識とはまた違った答えに到達出来ることがある

・今では大学生のくせに何でも知っている人が増えて、やる前からこの仕事はつまらないだとか、これは面白いと判断しようとしてしまう。どんな仕事でも突き詰めれば、どこかで単調な部分が出てくるものである。

・クリエイティビティの源泉は「おばか」であること。

・やはりこの人は自分の感覚に正直に生きているのだな、ということだ。

・新しいことにチャレンジしない、他人と同じであることに安心する、知らないことに対して嫌悪感を持つ。これらは全て保守的な人間の特徴である。こうした特徴は無意識のうちに現れてくるため気づきにくいものだ。

・それまでに努力して手に入れた知識や経験ほど、否定しにくくなるのだ。

・人と違うこと、他者がしないことに価値を見いだす私としては、敢えて古くさい手法を取ることが、効果的で新しくもあると感じたのである。

・このように形式的な話し方(意味不明なカタカナ語や形式張ったメール)ばかりしていると、思考や発想までが型にはまり、つまらないものになってくる。話し方は、常にその人の考え方に大きく影響しているのだ。

・短い人生のなかで無用な我慢をしている暇はなく、やりたいことをやると決意したのだと思う。

・先に目標を設定してからやり方を考えるのでは、どうしても可能性の取りこぼしを生むことになるのだ。スポーツ選手は目の前の1つ1つの積み重ねを大事にする。ところがビジネスの世界では途端に誰もが最終ゴールを決めようとする。不確定な要素が多いのに、目標によって自分たちを縛り付けようとするのである。

・最近の若い人は正しいことばかり言うように感じる。

・他人の成功法をまねした所で結果は出ない。

・平日は好きになれない仕事に忙殺され、あとは休息を取るだけ、という人生には全く共感は出来ない。好きなことに夢中になっている時間こそが、人生を豊かなものにし、創造性の土壌を肥やしてくれるのだ。

・大人達は普段は冷静を装っているが、自分に取って致命的なことになると突然怒りだす。だから大人や既存勢力を相手に戦おうとすれば、相手を怒らせるところまでやるのが丁度いい。

・「Planned Happened Stance」世界を不確実なものととらえ、柔軟性を重視するキャリア構築の考え方。

・外国のエリートと話ていて恥をかくのは、自国の歴史や文化を知らなかったときだ。彼等はシェークスピアはもちろんのこと、ローマ史まで熟知している。日本人としては、源氏物語や歌舞伎についてだけでも語れるようにしておくと良いだろう。

・もし、ビジネスの世界でお金を稼ぎたいと考えるのであれば、1人だけ違うことを目指さなければならない。人と違う経験をし、人と違う考え方をする。